
ランチに行くとまず目を通すのは、2皿の写真が載ったラミネートのメニュー。店主荒田さんの友人である〈中谷製粉製麺所〉中谷さんに別注した手打ちパスタを使った一皿がいつもとりわけ美味しいので、ソースの趣向を変えた2つの写真を眺めながら、毎回どちらにしようか悩んでしまう。もっちりしたパスタにたっぷりとかかったガツンと旨いソース。これに、1口ずつ盛り合わされた前菜とスープがつくので、昼時のお腹は大きな幸せに満たされる。コロナ前の2020年に店を開いて、はや5年。昼も夜も活気のあるこの店に引き寄せられる客は絶えない。どこの国の言語だろう?と思わせる店名の意味は、実は「路地の角っこ」。「響きが気に入っていた」かつて携わった名古屋の店の名を引き継いだというのも、知る人ぞ知る話になってきた。(Y)



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