りんごが美味しい季節は、「まあこや」のアップルパイが美味しい季節でもある。このパイを作る料理好きな姉妹が、お惣菜やお菓子の販売を始めたのは15年ほど前。岡本町のいまの場所でお店を構えてからは6年ほどになるだろうか。いつも開戸と間違えてしまう引き戸を横に開くと、お店にはちょうど1人が立てるほどのスペースがあり、お客さんはそこで周りに並ぶ出来立ての一品を買い求める、という仕組み。くだんのアップルパイはだいたい右手前の棚の上に鎮座している。「こねて寝かせてまたこねて、それを何度も繰り返して…」手をかけて作られたパイは、甘く煮込んだりんごがたっぷり入ったサクッと香ばしい素朴な味わい。どこかアメリカンで、食べるといつも遠い昔に読んだ児童文学の世界を思い出させてくれる。作る2人のお人柄も素朴で、そこがまたいいんだな。(Y)
先客があればお庭の花を眺めて待つ。























