さながら、
ワインのように。
撮影協力 / ル・シス SUMI NATSUMI
ここのところ人気を得ているクラフトビールのみならず、小さな酒造りの場から生まれる味わいが好まれている。小さいからこそ徹底できる製法と追求できる独自性。こだわりを貫き通した先に生まれる味わいが、多様なものが溢れるいまの世にあって、唯一無二の魅力となって酒好きをとらえて離さないのだろう。米から作られる日本酒の世界にもそうした動きがあって、小さな酒造りの場所からいま、ワインのような飲み方が楽しめる新しい酒が生まれている。
飛騨高山で営みを続ける、
小さな日本酒蔵から。
かつての暮らしを思わせる古き佇まいの家が残る、飛騨高山の古い町並み。そこから一筋東西へ、春の高山祭には屋台の引き揃えもある上二之町通りにて、130年を超える長きに渡り酒造りを行ってきたのが〈平田酒造場〉だ。明治28年の創業当時から自社の敷地内から湧き出る井戸水と、飛騨地方原産の酒米「ひだほまれ」などの選び抜いた酒米を使った仕込み。それを酒袋に入れてやさしく重みをかける、いまや希少となった袋搾りという搾り方で、この酒造場だからこそ生み出すことの出来るすっきりとした上品な辛口の味わいを守ってきた。上品に熟成されたその日本酒は評価も高く、2014年ロンドン開催の「IWC」SAKE部門チャンピオン、2025年フランス開催の「Kura Master」純米大吟醸酒(1-35%)部門金賞、2026年「IWC」日本酒純米大吟醸部門金メダルなど、世界的なコンテストにて数々の称号を受賞している。
ワインのような日本酒は、
ペアリングで楽しむ。
「この美味しさをもっと広く、より若い世代にも親しんでもらうには?」
伝統的な酒造りの王道をいく〈平田酒造場〉から、意外にもその逆張りを行くようなフルーティな日本酒が生まれたのは、実はそんなアプローチが始まりだった。地元米である「ひだほまれ」を使用した純米大吟醸「HIDA」シリーズは、軽やかで甘口な紅と、すっきりとライトな白、力強い辛口の味わいの黒に、熟成させたふくよかな味わいのHIDA29を加えた全4種の味わい。その華やかな香りや飲み口は、日本酒というよりもさながらワインにも近く、それぞれの味わいに合わせて料理とのペアリングを楽しむのが正解だ。「たとえばこんな組み合わせはいかがでしょう?」今回のペアリングを提案してくれたのは、すでに自店にて「HIDA」を提供している高山の人気店〈ル・シス〉の小林シェフ。フレンチをベースとした独創的なその料理と、4つの味わいが掛け合わされることで生まれる唯一無二の美味しい時間を心ゆくまで堪能してみたい。
料理とペアリングすることで、新たな「美味しさ」とそれを楽しむ「時間」のポテンシャルを豊かに高めてくれる純米大吟醸「HIDA」シリーズ。掛け算される美味し時間を想像しながら、手に取る一本を選んでみたい。
平田酒造場
問い合わせは電話またはメールにて













