「わざわざ」行く。ディスティネーションな飛騨高山のストアへ。
その店があるから足を運ぶ。あの人がいるから店に行く。そんな「わざわざ」人を出向かせるモチベーションを持ち、客が通うディスティネーションなショップは、このエリアにも点在する。いつも変わらず、いつも新しい。出会いたい「何か」があるそんなショップがエリア内にあることが、すごくうれしいのだ。
やわい屋

国府・宇津江の佇む古民家で巡り合う、民藝の息づき。
築150年の古民家を移築再生した店内に並ぶ民藝の器を、地元作家・安土草多さんのガラスのランプシェードが静かに照らす。2階には店主朝倉さんの蔵書が手に取れる私設図書館も。店内にそっと佇めば、手仕事で作られた暮らしの道具や民藝の器が、静かに語りかけてくる。街の喧騒から離れた場所で、息づく民藝に巡り合う。

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閃き堂

「閃く」のは我か人か?江戸の頃の古民家を改修した喫茶雑貨屋にて。
エントランスに入れば、まずは現れる吹き抜けの円形空間に圧倒される。右手扉の先にある榑葺きの壁と薪ストーブのあるカフェ空間で巡り会えるのは、間違いのないスパイスカレーと、自家焙煎スペシャルティコーヒー、それから壁面を埋める漫画たち。所望すれば「マンガ大賞」選考委員の店主が、今日のあなたの1冊をピックしてくれる。

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山の耳

100年続く乗馬ズボン「乗鞍印」と、「良質」な服とカルチャーと。
地域の中で100年続いた乗馬ズボンのブランド〈乗鞍印〉を引き継ぐ店主・峐下さんが営むストア。店内にはオリジナルの他に、審美眼を効かせて選んだ「いいもの」を作る国内産のブランドと古着が並ぶ。服好きの店主のディティールへのこだわりは一聴の価値あり。見過ごせないアイテムを手に、ついつい話が弾んでしまう。

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山の耳
日下部民藝館

重文の建築物にて響き合う、古き良いものと今が交差する。
飛騨の名工・川尻治助が江戸の様式を忠実に再現した建築は、国の重要文化財。開放された土蔵には、日下部家伝来の「渋草焼」などの美術・工芸品を今日に伝える展示が充実。この場所はまた、イベントのある夜にはジャズやヒップホップなどの音楽が鳴るライブも。古き良きものと今が共鳴し合う建築物にて、飛騨高山の歴史と文化を体感する。

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日下部民藝館
高校生:500円(30名様以上の団体様は450円)
小・中学生:300円(30名様以上の団体様は250円)
幼児:無料
障がい者手帳ご提示割引:ご本人様と同伴者1名様まで半額