初めてさとりちゃんに会ったのはちょうど10年前。それは丹生川支所の近くで、彼女が小さな食堂を開いてすぐの頃だった。移住してから出会ったステキなつくり手の力を借りながら作り上げたその店で、地域の中で手に入る本当にいいと思う食材を使いながら、ニコニコと美味しいものを「こしらえる」ことに勤しむその頭には、その頃からいつもかわいい手ぬぐいが巻かれていた。最近はお店というよりも、出店先でその料理に出会うことが多いのだけれど、気取らずそして一心な彼女の「こしらえること」は変わらない。実は彼女とは、とある大晦日の夜に、向こうから飛び込んでくるようなちょっとした奇跡を共有した仲。大好きな知久さんの歌声を聞くとすぐに涙をポロリとさせるピュアさを持ったさとりちゃん。あの時の奇跡は、きっと彼女が引き寄せてくれたのだと思っている。オープン10年おめでとう、これからも。(Y)























